織守きょうや(おりがみ きょうや)さんは、弁護士として働きながら2013年『霊感検定』で作家デビュー。
人の記憶を消すことができる怪人と記憶を消したい人たちを巡る物語「記憶屋」シリーズは、55万部を超えるベストセラーに。
2020年、山田涼介さん主演で映画化されています。
そんな織守さんの2021年7月28日に発売された最新ミステリーは、あまりにも衝撃的な結末が発売直後から話題に!
戦慄の結末、100%騙されると話題のミステリー『花束は毒』のあらすじや織守きょうやさんについてご紹介します。
目次
織守きょうやのプロフィール 最終学歴は早稲田大学
8月21日(土)放送のTBS系「#王様のブランチ」@brunch_TBS 11時台の〈BOOKコーナー〉に
〈罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー!〉
『花束は毒』の著者 #織守きょうや @origamikyoyaさんが出演します。
▼「王様のブランチ」番組サイトhttps://t.co/oEhyETaqwT#花束は毒 pic.twitter.com/YeqG89ZKAI— 文藝春秋プロモーション部 (@bunshun_senden) August 18, 2021
名前:綿守きょうや(おりがみ・きょうや)
生年月日:1980年10月7日([birth day="19801007"]歳)
出身:イギリス・ロンドン生まれ
住まい:兵庫県神戸市在住
最終学歴:早稲田大学大学院修了
職業:弁護士・小説家
小説家デビュー:2013年1月
受賞作・小説ランキングトップ10 無料動画視聴
織守きょうやさんの小説を読んだ本や読みたい本など、登録数が多い順にご紹介します。
(参照:読書メーター)
山田涼介さん主演の映画『記憶屋ーあなたをわすれないー』は、U-NEXTで見放題です。
作家・織守きょうや『花束は毒』あらすじ・ネタバレ
法学部大学一年生の木瀬はある日、中学時代の元家庭教師だった元医学生の真壁研一と偶然再会する。
真壁は、現在インテリアショップの店長をしている。
真壁のことを兄のように慕っていた木瀬。
2人は再会を喜び、食事に出かけた。
酔いつぶれた真壁を家まで送り届けた木瀬。
そこでたまたま目にしたのは、
「良心があるのなら、結婚をやめろ。」
と書かれた脅迫状だった。
木瀬の知る真壁は、恨みをかうような人ではない。
彼の身に何が起こっているのか?
翌朝、真壁に尋ねると
「婚約を決めた1ヶ月ほど前から嫌がらせの手紙が何通も届き、差出人に見当もつかない。
しかし、婚約者を不安にさせたくないので警察には相談してない。」
と言う。
心配になった木瀬は、探偵に依頼することを提案したが、真壁はなぜか躊躇していた。
そのため、木瀬は真壁に代わり探偵事務所を訪れた。
相談にのってくれたのは、6年ぶりに再会した探偵として働く中学時代の先輩・北見理花。
事情を聞いた理花は、脅迫犯探しを引き受けた。
理花が調査を進めると、問題の脅迫状は真壁が医学生の頃に住んでいた地域から投函されたことが判明。
「脅迫犯につながる鍵は真壁の過去にある。」
そう考えた理花は、真壁の医学生時代の同級生に探りをいれる。
すると、
「あいつ、事件を起こして退学したんだよ。」
実は真壁はある事件を起こし、警察に逮捕された過去があったのだ。
かつて木瀬が兄のように慕っていた真壁は過去に事件を起こして逮捕され、今 結婚をやめろと脅迫されている。
真壁が起こした事件とは何なのか?
脅迫事件とどんな関係があるのか?
考えるほどに真壁への信頼が揺らいでいく木瀬。
そんな中、探偵の理花は事実を確かめるため真壁に会いに行くという。
理花
「知りたくないこと、知っちゃうかもしれないけど平気?」
木瀬
「行きますよ。もちろん。」
木瀬は、真壁に会いにいくと決める。
真壁の過去と脅迫事件。
2つがつながり真相が明らかになるとき、木瀬はその裏に隠された恐ろしい真実を目の当たりにする。
全てを知ってしまった木瀬は、究極の選択を突きつけられる。
「真実を知っても、誰も幸せにはならない。けれど、こんなことは、許されない。」
その葛藤は読者にも投げかけられる。
『花束は毒』の感想・レビュー
織守きょうやさん著『花束は毒』読了。主人公の元家庭教師のもとに「結婚をやめろ」という脅迫文が届いて。戦慄のミステリなる前評判からホラー的なものを想像していたのだがそうではなく。とにかく面白くてラストに向けて手汗びっしょり。狂気と執念に恐怖を覚えた(°o° ) *82#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/R2DF5wQpOe
— よーた (@PurpleYohta) September 15, 2021
花束は毒 / 織守きょうや#読了
元医大生の真壁は"結婚をやめろ"という脅迫状が届くことを友人の木瀬に相談し、探偵北見に犯人探しの調査を依頼する。
後半ギリギリまで普通の探偵小説という印象だったが、ある真相が明らかになった瞬間に鳥肌モノの戦慄ミステリに変身する。 pic.twitter.com/Qb2YWqUjMk— nanapinky🐶読書と音楽 (@nanapinky7) September 25, 2021
織守きょうや『花束は毒』を読みました。......ひっでぇ話だな!!(褒めてる)
最初は些細な事件だったものが終盤になって突然禍々しい事件に豹変する。この本でもっともおそろしいのは“ソレ”にカメラが向けられないままなところ。人間の欲が得体の知れない怪物なのだということを思い知らされるラスト pic.twitter.com/Wb4m7WbIL6— 最東対地 (@31tota1) August 14, 2021
まとめ
織守きょうやさんは穏やかで優しそうな印象なのに、とんでもないストーリーに言葉を失うほどの衝撃を受けました。
登場人物の苦しみや困難に生々しさを覚えたのは、現役弁護士の著者がこのような人を見てきたのではないでしょうか。
ラストシーンでは究極の選択を読者の想像を委ね、後々まで余韻が残りました。
本当の正しさとは何か?
あなたの価値観を揺さぶる物語です。